ガンダムダブルオースペシャルエディションⅠ~ソレスタルビーイング~(ネタバレあり)

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機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションⅠを観た。

gundam_CIMG2848.jpg

見て、思いついた事をざっと書いてみるが、

冒頭、オーガンダムに搭乗するリボンズ目線からのスタートは、意表を突いていて面白かった。

しかしながら、
今回のスペシャルエディションは、水島監督曰く「見やすく整理するのが大前提」らしいが、本当に、そうなっているだろうか?

エクシア最初の登場がAEUの模擬戦だってことは、さほど時間を掛けなくても分かりやすくできるはずだし、パトリック・コーラサワーのキャラクターの特徴づけがあいまい。
見せ方がスマートじゃないな。

・・・

主題歌「Day Breaker's Bell」の曲と共に、アレハンドロがリボンズと共に分かりやすく登場するのは、良い。

その後、戦闘シーンがぶっ通しで流れるが、続けて流れる戦闘シーンが同じ場所、同じ時間で繰り広げられているのか、その戦闘シーンが繋がっているのか、
別の場所、別の時間で行われている戦闘なのか、地理的相対関係、時間軸を読み取る事は難しく、理解を難しくくしている。
グラハム・エイカー、セルゲイ・スミルノフとの戦いがダイジェストで、回想シーンのような扱い。初見の人は理解厳しいだろうな。

・・・

刹那とアリー・アル・サーシェスとの関係性は、よく分かるようになっている。

・・・

宇宙での人革連のガンダム鹵獲作戦、
アレルヤが鹵獲寸前になり(TVシリーズでは鹵獲されたけど。。)、
アレルヤが人格変貌するのは印象的だが、スペシャルエディションが全体を通して疑問点満載だと、疑問が多すぎるあまりハレルヤの異質性は際立たない。

ティエリアが鹵獲寸前に陥り、初めてナドレを晒したシーンがカットされている。なぜカットしたの??
ティエリアは人間なのか?と初めて疑問を抱く象徴的なシーンなのに。

・・・

アザディスタン王国の内紛から、サーシェスとの再戦、ご老人の救出までは分かりやすくまとまっている。

・・・

三国家群が同盟を結んで、対ガンダム包囲網、
三国家軍の総力のスケール感はイマイチ伝わりにくく・・、
長引く戦闘の末、朝方、疲弊したエクシアの元に、再びサーシェス登場。
エクシアを速攻で押し倒し、「行っちまいな!」の声の直後、
上空から、赤い光に包まれたチームトリニティのガンダム・スローネ登場!

・・・

その後、スローネの強襲により、ルイスが癒えない傷を負う。
そのとき流れるBGMは、「罠」

・・・

ソレスタルビーイングとチームトリニティは対立する。
エクシア&ヴァーチェ vs ガンダムスローネチームの対決、
刹那とティエリア、初のコンビネーションから、
ティエリアがナドレ発動。スローネは機体制御不能に。

ティエリア:「ヴェーダにリンクした機体を全て制御下に置く。
これがガンダムナドレの真の能力。
ティエリア・アーデのみに与えられたガンダムマイスターへのトライアルシステム!
君たちはガンダムマイスターに相応しくない。
そうとも、万死に値する!!」

しかし、
リボンズ:「そうは行かない。」

ロックオンの救援で、チームトリニティは撤退。
撤退際、トリニティはロックオンに刹那が仇だと伝え内部混乱を誘う。
しかし、マイスターたちは、より結束を深めた。

・・・・

その後、三国家軍に擬似GNドライブ搭載のGN-Xが30機近く支給されるが、
「勝利の美酒」の戦いは、話の前後に影響ないのでカットして良いと思う。

戦いを見守るリジェネ・レジェッタが登場するが、リジェネが登場する必要性が不明。話を単純化するならば無駄。

・・・

宇宙での戦い。
「ヴェーダからのバックアップが・・」は意味が初心者には伝わらないだろう。

・・・

リボンズがヴェーダのLEVEL7をクリアーして、アレハンドロがイオリアを射殺したとき、
イオリアのシステムトラップが発動して、エクシアの機体が赤くなる。
コックピットには「TRANS-AM」の文字が光る。
エクシアの機体は異常なスピードで動き回り、サーシェスが強奪して搭乗するスローネ・ツヴァイを圧倒。
このとき流れるBGMは「prototype」

刹那:「トランザム、システム、これがトランザム・・・」

「prototype」は良い歌で、とても好きなのだが、どうも挿入曲のタイミングに違和感を感じる。
「prototype」はセカンドシーズンの曲なんだし、
どうせ挿入するなら、ファーストシーズンの曲がまだ他にあるでしょ。
「Ash Like Snow」とか名曲で、国連軍との戦いのイメージにばっちりハマってたんですけど。

・・・

宇宙での総力戦、
マイスターみんなトランザムを使って戦う。
ロックオンも「トランザム!」

・・・

・・おっと、解説を書きすぎてしまった。。

流れの解説と感想をごちゃ混ぜで書きすぎたが、

今回の作品は、90分程度の時間の枠がある以上、どんなに分かりやすく努力しても、取りこぼしてしまう要素は出るだろう。
1本目としては、サブタイトルの通り、とにかくソレスタルビーイングを丁寧に描くべきだと思う。

そもそも、ファーストシーズンをまとめる時間枠が90分×1本でよかったのか?
かなり疑問がある。
ファーストシーズン+セカンドシーズンでトータル3本という本数にこだわる必要性はないと思う。
4本で売ったほうが、売上げ的にも良いはずなのに。。

そもそも、セカンドシーズンを90分×2本でで作るのなら、
ファーストシーズンも90分×2本でまとめるのが適量だと思う。
で、僕が考えるファーストシーズンの理想的な分け方は、
ネーナのスローネドライが天から舞い降りて来たシーン、
赤いGN粒子のMSは敵なのか?見方なのか?良く分からない状態で1本目終了。
ファーストシーズンの流れに大きく衝撃を与えた場面だ。
2本目は、それ以降とすればよい。
2本に分けたなら、2本目のパッケージイラストとして、
赤いGN粒子を放出しながら降臨するMSのイメージが良い。
Oガンダムが降臨する1本目のイメージと重なるので、対照的なイメージのパッケージで作れば面白いと思うのだが。

問題だと思うのは、
イオリアという人物、ヴェーダの事、ティエリアが人間ではないという事など、
ソレスタルビーイングの重要な構成要素が分かりやすく描いていない。
時間の枠に合わせて、話をもっと簡単に分かりやすく描くべきだと思う。

ガンダムダブルオーはすばらしい作品なので、多くの人に知ってもらいたいのだが、
作品への入口としてスペシャルエディションを薦める事は、僕にはできない。
予備知識がない人には分かりにくい点が多すぎて、良さを十分に理解してもらえないから。

ただし、
TVシリーズを見た人がおさらいする用途であれば、
新作の映像があったり、見せ方が違う部分などあり、新鮮な印象で楽しめるので、文句ない作品です!

ガンダムダブルオー作品に初めて介入するには、TVシリーズのDVDを先に見る事を強くオススメします!

・・・

本編に対する感想は以上ですが、

DVDのオプションメニューには、声優陣と水島監督が音声で出演する「オーディオコメンタリー」という特典があって、
本編映像をバックにした声優陣と水島監督の会話を楽しむことができます。
声優の方々の話とか、監督の作品作りのこぼれ話とか、雑談とか、90分間のトークを楽しむことができて、違った角度から楽しめます。

トーク出演者:
・宮野真守(刹那・F・セイセイ役)
・三木眞一郎(ロックオンストラトス役)
・恒松あゆみ(マリナ・イスマイール役)
・入野自由(沙慈・クロスロード役)
・水島精二監督

トークコメント抜粋:
「ゲーセン行ってねぇなぁ」
「これは、ナドレは髪の毛に見えますよね。」
「今更の感想w」
「兄貴のトランザムはどうですか?」
「トランザムすればいいじゃんって僕も思いましたw」
「赤くなったー!!」
「ピカピカだね♪」
「(DVDのリモコンの『巻き戻し』って)、巻いてねーし!」
「なんて言うんだろう?」
「じゃー、募集しよう!」
「あの頃へ!w」
「未来へ!そして未来へ!w」
などなどw

さらに、「特報」として、ガンダムBIG EXPOの会場で紹介された劇場版向けの特報映像も特典として収録されています!
設定がFIXしていない段階の新型機「ラファエル」、「サバーニャ」、「ハルート」、「ダブルオークアンタ」が動く映像で見れるのは、価値有り。

初回特典特製スリーブ
gundam_CIMG2845.jpg

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【旧名】山澤のブログⅡ

このブログ記事について

このページは、YAMAが2009年9月30日 23:00に書いたブログ記事です。

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