7月3日(月) 夜9時、
ニュース速報が流れた。
日刊スポーツ 7月4日版より

中田引退
このニュースは衝撃的だった。
今回のワールドカップの日本代表の成績は、応援した人、実際に戦った選手自身にとっても、満足の行く結果ではなかたっと思う。
この結果を踏まえ、中田選手に対しても、厳しい評価が課せられたと思うし、かく言う自分もその様に感じた。
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しかし、今回の引退の話を聞くと、また感じることが変わってくる。
彼のこれまでのキャリアを振リ返ってみると、
日本代表チーム、日本サッカーに対する功績が、あまりにも大きい。
フランスワールドカップの時のアジア予選の時、
ワールドカップへの扉を開いたのは、彼の力だった。
「キラーパス」が彼の代名詞だった。
その後、彼は世界を舞台に活躍した。
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2006年の今大会、日本代表チームはグループリーグを突破できなかった。
最後の戦いが、満足しがたい結果に終わった。
29歳、フィジカルパフォーマンスのピークを過ぎてしまった今、
その世界で、今後さらに高みを目指す事は、困難であると思う。
既にその世界でいくつかの偉業を成し遂げ、山を越えてきた彼だ。
だからこそ、その決断に至ったのだと思う。
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29歳で、第2の人生を歩みはじめる。
話は変わって私事ですが、自分も29歳で人生を変える決断をして、35歳の今日に至っている。
彼とは、置かれた状況、経緯も全く違うが、
自分との共通点を見つけたことで、この決断に対して、共感できる部分がある。
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「旅とは人生であり、人生とは旅である」
これまでの彼は、日本サッカーに対して多大な貢献をした。
その彼は、サッカーに限らずいろいろな才能を持っているようです。
今後は、自分自身が思い描く「旅」を成し遂げてほしい。
これまでの彼のサッカー人生は、伝説となって残るでしょう。